1、私自身の留学の動機と目的=コンプレックスの克服
以前の記事でもご紹介しましたように、私の留学の動機は中長期的な人生目標を考えた時に、英語というツールを武器として使えるだけのレベルに引き上げる必要があると感じたことでした。
海外留学が必要と思った理由1
<URL> https://the86.jp/reason-why-need-to-study-in-abroad
そして、それはもっと使えるようにしてパワーアップしたいと思うことであり、使えないという自身を否定して生まれてくる感情でもありませんでした。何かをしようとする時、否定的な義務感よりも、どうしたらより良いものになるのか、そして良くしたいと思いながら自分を磨く方がより遠くの到達点に至ることができるのではないかと感じます。
また、当時の私は曽祖父がアメリカ移住し、祖父がアメリカ生まれということもあり、自分がそういった国際的な背景が強い家系にも関わらず、自身での留学経験がないこと、英語力も会話はできるが非常に間違いだらけの言語力であることへのコンプレックスが強くあったことも、自分を変えたいという思いを生み、留学することを決意する後押しになりました。
人は何かしらのコンプレックスがあり、それを変えたいと思う気持ちがあると大きな力を生み出します。私の場合はそのコンプレックスが留学を決め、同時に留学がコンプレックスの克服へと相互的に作用したと思っています。
2、イギリスに来た仲間たちの動機と目的
現地で出来た友達はイギリスの人、フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、イタリア、トルコなどのヨーロッパに人々、中国、韓国、台湾、タイ、インドネシアなどのアジアの人々、そして、ケニア、ナイジェリアなどのアフリカからの人々、ブラジル、コロンビアなどの南米の人々、最後にイラン、ドバイなどの中東の人々、本当に様々な国や文化的背景のある人と出会うことができました。
それぞれの国や地域ごとに留学の目的は様々ですが、その中でも共通していることは、新しいインプットによって、今の自分を成長させたい、新しい価値を作り出したいと思うことでした。
しかし、その具体的なやり方や方向性は非常に異なっていました。とにかく具体的な特化したスキルや知識に意識が集中するのがアジアの傾向の強さであり、ヨーロッパの方の場合、何か新しいことを考えるための”何もしない”あるいはいつもと違う景色を見たり、違う人と話したり、違う時間の流れ方の中に自分を置くことに目的があったりと、留学の目的が異なることを強く感じました。
3、英語の習得だけでなく、その言語の背景となる文化を触れる
英語というコミュニケーションのためのツールの取得と同時に、その英語という言語のベースとなっている、文化的な背景や、様々な多様性のある人々との交流を実際に体験することが大事だと考えました。言語は往々にして地域文化に根ざしているもので、日本語でも言葉の作りが地域の土地の形が元になっていたり、動物などの輪郭に似ていたりと、関係性は非常に高いです。
英語はアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語が中心の時代が長かったですが、現代では中国やインド、シンガポール、フィリピンなど英語がかなり公用語のようになってきている国が増えてきているように思います。ですが、私の場合はアメリカ英語に囲まれて育ってきたため、英語の発祥の地、イギリス英語(通称 ブリティッシュイングリッシュ)にトライしたいと思ったのでした。
まとめ
このような理由があり、留学先として、イギリスを選択しました。
留学を決めるまでにイギリスには小学生の時に1度だけ訪れたことがあり、
しかもそれが人生で初めての海外であり、その後に訪れた国は台湾が複数回といったかたちで、欧米諸国に訪れることもほぼない状態でした。
今思えば、私の中での選択肢にアメリカは全くなかったですし、イギリス一択であったことも、イギリス留学を決心する時間の短縮につながったと思います。