イギリスに留学したら、いつもは電車での移動も良いですが、たまにはレンタカーして、電車ではなかなか行けない場所を訪れることは非常に価値の高いことだと思います。友達と一緒にドライブしながら、イギリスの田舎の景色を見て思い出の曲を聴きながら新しい思い出を作るなんて最高ですよね。イギリスでのレンタカーについてご紹介します。
イギリスで運転するためには
レンタカーして出かけよう！という前に、そもそもどうしたらイギリスで運転することができるでしょうか。まず最初に、日本で車の免許持っていることが大前提の大前提ですが、じつはイギリスは日本の免許証だけあれば運転できてしまうという特別な場所です。これはかなり知られていないことなのですが、ロンドンに１０年以上住んでいる大先輩方に教えてもらいました。
しかし、これには制限があります！ズバリ、イギリスに住んでいる知り合いなどの車を借りて運転するときに限られるということです。
どうしてレンタカーでは日本の免許証で運転できないのか？
レンタカー会社は日本の免許証を免許証として確認することができないため、強制的に国際免許証の提示を求められます。免許証の確認という意味では、当然、何か発生したときに警察官も確認することができません。なぜなら、日本の免許証は全て日本語で書かれているから。レンタカー会社で車を借りる段階で、レンタカー会社のスタッフが日本の免許証の確認ができないため、国際免許の確認を求められるのです。
しかも、日本から持参した国際免許証を持参したとしても、お店によっては、国際免許証があまりにも厚紙で作られている日本特有のものであるため、国際免許証と書いてあっても認めてくれないなんてこともあるので、個人経営的な小さなレンタカー会社は利用しないことをお勧めします。
国際免許証ってどうやって取得すれば良いのか？
国際免許証は日本に滞在中に各都道府県の免許センターで取得する必要があります。
１、今お持ちの日本の免許証
２、海外に渡航する予定が証明できる書類
３、航空券の予約票
などを用意して、各都道府県の免許センターに行きます。東京であれば新宿都庁にある免許センターや、江東区などですね。
免許センターに行ったら、国際免許証の取得カウンターがあるので、そちらで手続きを行うと、混んでいなければ数分〜１０分程度で発行してくれます。
国際免許証取得時の注意点
ただ要注意なのが、持ち物の２番目の 海外渡航する予定が証明できる書類がやっかいもので、航空券の予約票などが手元にあれば良いですが、飛行機の予約はまだだけど国際免許証だけ先に欲しいという場合、国際免許証の発行を拒まれます。
すごく不思議ですが、予約票なんていくらでも変更したり偽装することができるため、その人が本当に海外に行くか分からないのに、なぜか必ず提出を求められる書類です。
詳しくは各都道府県の免許センターの情報にてご確認ください。
レンタカー会社の選び方
イギリスでレンタカーしようとした場合、借りる場所と返す場所の選択は要注意で、中心部で借りる方が家から近くて便利ですが、中心部すぎるとコンジェスチョンチャージといって、ロンドンの中心部の交通量を減らす目的で中心部を通行する場合に料金を徴収されるという仕組みがあり、これの徴収対象にされる可能性があり追加の費用が発生します。また、中心部は東京と似ている面があり、道が複雑で道を間違えたり事故を起こしそうになったりと、初めての人には難しいことがたくさんあるので、可能であれば少し中心部から外れた郊外で借りる、ないしは空港で借りるようにすると、出発から楽にスタートできます。
イギリスで展開しているレンタカー会社からお勧めの３社をご紹介します。
１、Hertz ハーツ
２、Avis エイビス
３、Europe Car ヨーロッパカー
１、Hertz ハーツ
Hertzは日本だとトヨタレンタカーと連携しているのでロゴは見たことある人がいると思いますが、世界中どこに行っても展開している超巨大なレンタカー会社です。借りれる場所も車種も豊富で便利です。日本からの予約も日本語でできるので簡単です。ただ現地に行って借りる際は現地スタッフと英語で話す必要があり、ここでトラブルが発生する可能性があるので、詳しくは後ほどご紹介します。
２、Avis エイビス
Avisも世界的に展開している大きな会社です。Hertzに比べて、車種が新し目だったり、ヨーロッパの車両が多かったりと、いつもと違う車に乗ってみたいと思う人や、英語でのやり取りがスムーズにできる人はAvisの方が英語さえ通じれば対応が良かったりとおすすめです。注意点としては、Hertzよりも貸し出し拠点が少ないこと、車両数がHeartzよりも少ない点などです。
３、Europe Car ヨーロッパカー
Europe Carは名前の通り、ヨーロッパのレンタカー会社なのですが、貸し出し店舗の拠点の場所が他の会社よりもマニアックな場所にあったり、小規模だったりと便利といえば便利ですが、初めて使う人にとっては少々難易度が高い選択と思います。
慣れてくれば問題ないと思いますが、初期では上記の大手２社をお勧めします。
とはいえ、Europe Carも世界展開しているレンタカー会社さんなので、信頼性は問題ないです。
レンタカーする時の注意点
凹みと傷のチェック
日本でレンタカーしたことがある人は、日本と同じつもりでレンタカーすることが絶対無いようにご注意ください！なぜなら、傷やへこみが自分がつけてなかったとしても、出庫時のチェックでちゃんと記録されていないと修復の費用を請求されてしまう可能性があるからです。日本だとそんな不正をするはずないと思ってしまいますが、海外では平然と不正を働いてくることが多いので、
レンタカーを借りて出発する時のボディーの傷と凹みチェックは入念に確認、明らかに傷等がある場合はスタッフと一緒に記録シートに記載し、念のために写真も撮っておきましょう。
マニュアル車ではなく、オートマ車の予約を
また、イギリスはマニュアル車両が圧倒的に多いので、レンタカーの予約時には必ずオートマ車両を選びましょう。マニュアルは慣れていないと現地の道路で急発進しないといけない時などに上手く発進できずエンストして、後方からくる車に追突されそうになったりと、命に関わるトラブルになる可能性があるのであまりお勧めしませんし、ギヤのチェンジに気をとられるよりも、大自然の空気感じながらドライブする方がおすすめです。
レンタカーしてどこにいけば良いのか
今回は３つの目的地候補をご紹介します。
１、コッツウォルズ Cotswolds
２、オックスフォード Oxford
３、ブライトン Brighton
１、コッツウォルズ Cotswolds
コッツウォルズはロンドンから東に２時間ほどドライブした場所にある、小さな町の集合体の総称で、白鳥が住んでいる池の前にあるスワンホテルを中心とするバイブリー、小川と商店街が素敵なボートン＝オン＝ザ＝ウォーターなど、のんびりできる魅力的な場所がたくさんあります。
２、オッスクフォード Oxford
オックスフォードはロンドンから北に１時間３０分ほどドライブした場所にあります。名前の通り、あの有名なオックスフォード大学がある街で、穏やかで品格のある街です。また、ロンドンとオックスフォードの中間地点に、世界の超有名ブランドが数々と並ぶアウトレットモール、Bicester Village ビスター・ビレッジがあります。BURBERRY や PRADAなど、日本ではアウトレット価格で買えないようなブランドが数多くあり、アウトレットモール自体は大きくはありませんが、かなり濃厚なショッピングタイムを過ごせることと思います。私もかつてここで、通常１万円ほどするスニーカーを、超特価で２００円（二百円）ほどで購入したことがあります。最近はさすがに、２００円ということはあまり見かけませんが、数万円のものが１万円や数千円になっていることはよくあるので、チャンスです！
３、ブライトン Brighton
ブライトンはロンドンの南に１時間ほど向かった場所にある、港町です。実は電車で行くこともできるので、お酒飲みたい場合は電車がお勧めですが、夜の港沿いのピアの夜景がとても綺麗なので、電車だと帰りの時間がバタバタするので、車で夜景をたんまりと楽しんでゆっくり帰るのがおすすめです。若干の小さな遊園地的要素もあるので、日頃の生活からスリリングな体験で気分転換するのもおすすめです。
まとめ
イギリスでのレンタカーはいつもの電車での行動とは異なるエリアや時間帯に活動することができるので、新しい体験、イギリスの生活のもう一歩踏み込んだ文化を体験するためにも非常におすすめのアクティビティーです。日本を出発前に、日本への一時帰国中に是非国際免許証を取得して、現地でレンタカーをしてイギリスの魅力的な田舎町をドライブしてみてはいかがでしょうか。