初めての就職で実感した本当の英語の必要性
学生時代には数多くのアルバイトを経験して、先のディズニーランドだけでなく、ディズニーオンアイス、ジャニーズ系のコンサートスタッフ、展示会スタッフ、イベント系のバイト、撮影の仕事、学校でのティーチングアシスタント、試験監督、事務仕事など、様々な事に取り組み学びもたくさんありました。しかしながら、これらの仕事ではディズニーランド以外、あまり英語を使う必要性がなかったこともあり、最初の就職先もあまり英語が関係ないと考えていたのが正直なところです。でも実際に就職してみて、すぐにその必要性を感じたのです。
外食産業に就職して、現場に立った時に直面した時代の変化
私が最初の就職先に選んだのは、意外すぎるとみんなに言われるのですが、大手牛丼チェーンでした。数々の大手からの内定をもらっていた中で、自分自身がその会社の何かに変化を与えられるような組織が理想で、まだまだ不完全な会社を探していたのです。当時の牛丼チェーンはまだまだ男性ばかりで、今でも男性が圧倒的に多いですが、女性はほぼ0%の時代でした。カウンターだけではなくテーブルも設置して2人以上での来店を想定した店舗を模索していた時代です。
女性へのアプローチを強化する時代であったのと、さらにはグローバル化の流れが強くなってきて、日本への移民の方が増えだした頃でもありました。牛丼チェーンには様々な層のかたがいらっしゃいます。金額が安いということもありますが、何よりも注文後にすぐに食べられるというメリットが多いのも牛丼チェーンの強みです。
一人の外国からのお客様との出会いが全てを変えた
そんなある日、日本語が使用できないゲストが来店されて、完全に日本語しかメニューがなく、券売機でも買えないという状況でした。そこで、入社して10日ほどだった私が寄り添って、つたない英語でご案内して、最後はあとからきた付き添いの方から随分と感謝され、とても私も感動した出来事でした。
これで終わりかと思いきや、後日、本社から私に連絡が入り、この時のお客様が本社に私の対応への感謝状を送ってくださったということで、入社直後の社員への指名での感謝状が届いたと社長会議でも話題になったらしく、私の配属先の店舗にも様々な上司が私を訪ねてくるという事態になりました。
この頃、私は一連の出来事を経験して、これから5年、10年、30年と自分の人生を考えた時に、このままの英語力では世界と歩んでいくことはできないと感じており、入社から2ヶ月の時、退職して留学することを決意したのでした。
留学を決意した3つのポイントとまとめ
この時の決意ポイントは以下の通りです。
1、シンプルに英語力を高める必要がある
2、英語を学ぶだけなら日本だけで良いが、文化を学ぶ必要がある
3、海外に住むという経験なくして、海外の実態を予測すること自体が不可である
上記詳しくは別途話できればと思いますが、以上のように私は考えて、駅前留学でもなく、通勤時の聞くだけ英会話学習でもなく、現地へ自分が出向くという選択肢を選びました。
これから留学を考えている人が一番大切にした方が良いことは、自分の日々を振り返ってみて、どこに留学の必要性があるのかを探してみて、自分が納得できる理由をしっかりと認識する事が、強い志持って歩み出す際に大きなエネルギーになると思います。
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