海外留学をしようと思う人には必ず、何かしらのコンプレックスや悔しい経験があると思います。海外旅行で伝えたいのに話が通じない事や、日本で英語で話しかけられて助けてあげられなかったなど、様々な場面で英語というツールが使えなく悔しい思いをしたことがあると思います。私も同じように、英語がうまく使えないという悔しい思いをしたため、留学しようと決めました。
生まれてから本気で英語を学ぶまでの道のり
私の家族は少し特別な環境でした。曽祖父が船でアメリカへ移住し、祖父はアメリカで生まれ、その後日本に帰化しました。今でも海外に日本語が話せない親戚がいたり、父はその影響でアメリカに移住して長らく現地で生活していました。その後父も日本に帰国し、私が生まれました。
そんなこともあり、小さい時から家庭でも英語を使って会話を促されたり、お風呂から上がる時は英語で数字をカウントしたりと、日常から英語に触れる機会は多かったのです。特に父は当時通訳などもしていましたし、英会話教室も開いていたので、まさしく常に英語の環境は整っていました。
しかしながら、環境が整っていると人は自分でその豊かな環境をうまく活用するという発想にならず、なかなか英語の習得に結びつかないという日々が続き、中学での英語の成績はなかなか辛いものでした。
入学した学校への最短切符 英検準2級
その環境を変えたのが高校入試。当時の私には行きたい高校がなく、地元の評判の良い比較的自由に活動させてもらえそうな学校への進学を考えていた時、家族から勧められたとある私立校と出会いました。見学に行くと、まさしく自分にとって最高の環境、いままでの学校の価値観と異なる、自分の考えを大切にしてくれる学校と出会い、どうしたらその学校に入れるかを検討したところ、英検準2級を取得することが入学への最短ルートであるということが判明して、急遽半年かけて取得することを目指しました。
英検準2級は、当時でいうと高校生が取得することが多いレベルで、最終的には私の中学では2名のみ取得できた難易度が高い資格でした。まずは3級の勉強を進め、準2級に進むと圧倒的な語彙力の要求レベルが上がり、文法も難しくなります。しかしながら、準2級の勉強を進めていくと3級の資格はとても簡単に取得できました。そして、2回目の英検受験でなんとか準2級を取得し、希望する高校へも進学することができました。
国際交流豊かな高校と大学での外国人との交流
提携校が世界に数十校あるとても国際色豊かな学校でした。私も台湾の提携校とのジョイントコンサートを台湾で行なった際は自らも参加し、現地に行って台湾の仲間たちと一緒にクリスマスコンサートを作り上げるという経験をしました。これまでの人生で一番の感激を感じたクリスマスはあの時でした。
しかしながら、それ以外の国際交流のプロジェクトにはあまり参加せず、むしろ、ローカルな活動に全力で取り組んでいた学生時代でした。特にメディアへの関心が強く、テレビ局との関係で放送に関わらせていただいたり、映像の制作の仕事をしたりと、とにかくグローバルという活動はしていなかったと記憶しています。
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